大雪(2015年12月7日~12月21日)
大雪は一年二十四節気の中の第二十一番目の節気であり、また冬季の第3番目の節気にもあたります。太陽黄経が255°になったときを大雪といい、毎年12月7前後から12月22日前後までです。
昔の人は、「大者、盛也、至此而雪盛也。(大は盛なり。此に至りて雪盛なり)」と言っています。この時期になると、雪が大量に降ることがあり、広い範囲に降雪するので大雪というのです。大雪は、小雪や雨水、穀雨等の節気と同じように、一年の中で降水状況を直接表しています。
大雪の導引術は、二十四節気導引術の中に二つある立った姿勢で行う導引術の内の一つです。また唯一歩行があり、身法の変化の練習がある導引術です。大雪の導引術は、外(身体の外的な動き)としては主に足腰、肩腕を鍛錬し、内(体内)は主に心腎を整え補い、大雪の節気と呼応しています。この導引術は、蛇が這い、蛹が動く様に、両腕の節々が連動して動き、歩法には、挿歩(片足をもう一方の足の後ろに進める)、蓋歩(片足をもう一方の足の前に進める)、左右の交替があります。上肢下肢が相随うように動く姿は優美で、あたかも舞いのようです。
このような考え方から、大雪には「活歩通臂式」という導引術を勧めています。
以下のサイトをご覧ください。
(最終行左の「读阅原文」をクリックすると動画を見ることができます)